中学生

【いじめ問題】我が子がいじめられた相手が発達障害だったら~被害者がアスペルガー・加害者が他害児~

こんにちは、つばきです。

4月も20日を過ぎ、あっという間に入学して1ヵ月が経とうとしています。

初めての学校・教室・新しい友達・先生・・・

発達障害ある三男は、新しいこと尽くしです。
その中、大変さよりも予想以上にワクワクが勝っているように見受けていました。

そんな時、部活の仮入部の日。
まだ入学して1週間も経たないうちに、大きな暗い問題に直面しました。

・いじめの被害者も加害者も発達障害児だったら

・学校の対応は?

・普通中学と養護学校についての私見

いつか、あなたの子も直面するかもしれない現実。
こんなことは起こってほしくない。
でも、「そんな日」が来たら、少しでも参考になれば、と思います。

少し感情的な文章に感じるかもしれませんが、冷静です。
賛否あると思うので、素人保護者の泣き言と笑ってくだされば助かります。

中学校のいじめ問題~解決への糸口はあるのか~

今年に入ってからだけでも、何人の尊い命が「いじめ」により絶たれたのでしょうか。
また、生きながら地獄を味わっている子どもがどれだけいるのでしょうか。

わたしは不登校のカウンセリングという仕事をする中で、いじめ問題もたくさん見てきました。

でも、実際我が子が、となると、本当にダメージが大きい。

大きすぎて、しばらくブログも書けませんでした。
同じような方に届けたい気持ちや心があるのに。

そんな鬱々した事の発端を、良かったら読んでみてください。

部活中に起きたいじめ行為

三男は運動部に仮入部中に、同じく仮入部している子どもに傷つけられました。

学校側の管理体制にも大いに問題がありました。
今回、ここは割愛します。

特定を避けるため、具体的な部活名は書きません。
運動部の、基礎練習で、三男は懸命に外周を走っていました。

三男はどんくさいです。
スマートに何事もこなせないし、人より何でも遅いです。
ただ、サボってないし必死です。

その姿が気持ち悪いし、気分が悪い、死ねとまで言われ、蹴り飛ばされました。

あまりのことに、聞いた時は、信じられませんでした。

いじめた相手も発達障害児だった

何度か書いたかもしれませんが、三男の中学校は3つの小学校が集まります。

今回、三男に酷いことをした子は、別の小学校の子。
見た目は普通の、三男と同じような発達障害児だったんです。

いつも書きますが、発達障害と言っても十人十色。

皆、全然違います。
三男に暴言暴力三昧のこの子どもは、「多動・他害児」で「言葉の善悪判断がつかない」子どもでした。

学校も相手の親も、言いたいことは同じでした。

お互い障害があるから、仕方ないね。

これで済まそうと思ったようです。

普通級で過ごす特別支援の子どもへの想い

学校や相手の親の言いたいことが、まるっきりわからなくはありません。
発達障害は、クセや習慣ではないんです。
脳の病気で、「直しなさい」といって「はい、良くなりました」となるものではありません。

痛いほど経験してきました。
だからそんなことは知っています。

でも、だから、息子にされたことも理解し我慢しろ。

これは、違うと思います。
というか、ふざけんなって話です。
わたしは、障害児も、健常児もいる母親です。

だからこそ、普通級で頑張ると決めたからには、相応な努力をしてきました。

それが上手くいかないことの方が多くても、頑張りました。
それでも誰かを傷つけたとします。

でも許してね、頑張ったんだし。

なんて絶対言えません。言いません。
障害があれば、傷つけてもいいんですか。

違います。
治る治らないは別にして、言って聞かせる。
それで聞くなら苦労はしないという事も、経験済みです。

でも、それでわからないなら相応な場所に転校するべきです。
ひどいと怒られるかもしれません。
賛否両論あるでしょう。

普通中学に行くという選択をした特別支援児の気持ち

9.5割は健常児の普通中学の中で、何をされても「障害があるから仕方ない」で済ませるのでしょうか。

これは、うちの子にも障害があるから言えるんです。
どの家庭の子どもも、かけがえのない大切な子どもです。
どんな理由があっても、むやみに傷つけて良い訳がありません。

反省すらしないなんて論外です。

自分の息子が障害があるのに、差別発言をしている気はありません。

純粋に、反省する気持ちを持てるように(持てなくても)教えるのが親で学校なのではないのですか。

あくまで、私見で、正しい答えはわかりません。
でも、息子は悲しみ傷ついています。

「あなたと同じような発達障害ある子どもらしいの。仕方ないよね。」

こう言って納得できるんでしょうか。
飲み込むものはあっても、気持ちよく納得できるわけがありません。
でも、学校も相手側も「やった相手が発達障害児で良かった」という反応でした。
その親なら、同じ親の気持ちがわかるから、揉めないだろうと。

わたしも息子も、特別支援を外れるからには、良いも悪いも全て「普通級の子どもと同じように」を心掛けてきました。
それを、正面から学校に否定されました。

少なくとも、息子は今、そう感じています。
上手いフォローの言葉も、見つかりません。

まとめ

本人同士の話し合いで、謝罪はしてもらったと聞きました。

でも、今日もまた違う子に、同じような罵声を浴びせていたと聞きました。

「罵声ぐらい仕方ない」
「あの子だからしょうがない」
「だって〇〇だから」

入学してすぐに、こんな言葉のパレードを聞く羽目になるなんて思ってもいませんでした。

わたしはどう言われようと、子どもはその子が必要なことを学ぶ場所にいるべきであると考えます。
それが養護学校でも、名門私立学校でも、各自に見合う場所・必要な知識は違うはずです。
障害があるからと、なんでもかんでも「良し」とすることは、その子どもにとっても良い結果に繋がらないと思います。

10連休の間に、少しでも三男の気持ちが前向きになったらいいなと。
そして、この経験を中学生活に良い方に活かせていきたいと強く強く誓いました。

もっと強くならないと、生きていけないとも思いました(自分自身の問題)