特別支援級

【発達障害】特別支援学級の通知表を公開~形式や評価・所見・高校進学について詳しく書きました~

こんばんは、つばきです。

もうすぐ2学期も終わるので「あゆみ」のことについて書こうと思います。
皆さんの学校では通知表のこと「あゆみ」っていいますか?
わたしの小学生時代は「通知表」と、そのままでした。
評価も5段階評価だったのが、「よくできる・できる・がんばりましょう」に丸印で驚きました。

時代ですね(笑)

・特別支援学級の子どもの通知表は普通級の通知表と違うものなのか

・特別支援学級の通知表で今後不都合になることはないのか

・特別支援学級の通知表が必要ない場合

通知表について、どんな風に評価されるのかなって気になってるお母さん、いると思うんです。
わたしがそうだったんです。
どんな感じで返却されるんだろうか?と思ってました。

また、支援の通知表で公立中学、高校に行けるのかな?とも思いました。
だから、悪くてもいいから普通級の通知表があったらいいな、とか特別支援学級に入所して最初はやたらトンチンカンなことを考えていたと思います(;・∀・)

でも、最初は誰だってわからないし不安です。
一例ですが、特別支援学級の子どもの通知表ってこんな感じだよって知ってもらいたいので今日は本人の了承を得て、そのままUPします。

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特別支援学級の通知表はどんな感じなの?

最初に言うなら、ふつうの通知表です。
長男・次男と全く同じ「あゆみ」と書かれた「通知表」を終業式に持って帰ってきます。

特別支援だからって、特別な紙質の特別なものなわけがありません。

ただ、中身が少し違います。

普通級の子どもの通知表は1・2・3学期分で、表に学習面評価、裏に生活態度や出席日数についてなどが書かれた3枚綴りです(1学期は1枚ですけどね)

特別支援学級の子どもの通知表は、普通級の評価プラス特別支援学級での学習・生活面の評価と所見がついてきます。
ですから、1学期で3枚(表紙を入れると4枚)綴りになっています。

・表紙

・普通級の評価表

・特別支援学級の評価表

・特別支援学級の所見

こんな感じです。
クラスの中の息子、特別支援学級での息子の学習面・生活面がよくわかる通知表になっています。

特別支援学級の通知表を公開~普通級の通知表と着眼点がちがう~

こちらは特別支援学級分の生活面の評価表です。
普通級で言う学習面の裏側にある生活態度の評価のようなところです。

発達障害ある子どもは、バランス感覚が悪かったり、運動が苦手な子が多いです。
だからと思いますが、動きの評価が多いです。
対人関係の問題ある子も多いので、集団活動面や学級活動への参加意欲についての話も懇談時にされる比率が高いです。

こちらは、特別支援学級担任の先生からの所見です。

普通級の担任の先生からの所見は2.3行ですが、非常に細かく書かれています。

良いところから悪いところまで書かれています。
コチラを見ながら懇談で、書いてあることに対してもっと深いところまで説明してくれることもあります。

これは、普通級・学級で良く見る「あゆみ」の生活面の方ですね。

学習面の方がどうしても画像を取り込めませんでした(なぜだろう)
これと同じく普通級の子どもの成績表と何ら変わりません。

ですから、特別支援学級分の成績表分、量が多い「あゆみ」になるというわけです。
ちなみにこちらは5年生のものです。

 

特別支援の通知表だと中学・高校に支障があるのか

特に支障はありません。

特別支援学級に在籍した時点で「特別支援学級にいた」という事実自体は消えません。

うちの場合も中学から外す予定ですが、おそらくずっと「在籍していた記録」は残ると思います。
だからといって例えば高校入試に支障があるのかといえば、経験上ありません。

教育関係の仕事をする中で、こういった問題を見てきたこともありました。
発達障害の子を持つ親の立場になって、見ていても、ここは大丈夫だと思います。

結局「学力」の問題になってきますので、学習障害が顕著(けんちょ)な子どもはどんな「あゆみ」であろうと、進学は厳しいと思います。
最大限、子どものチカラを引き出す努力をして、子どもに必要な力をつける場所を見つけ、そこに入学できるように頑張るしかないと、わたし個人は思っています。

特別支援学級の通知表が必要ない、欲しくない場合どうすればいいのか

そもそも、そういう考えの人は普通級に通わせないと思います。

我が家の場合、「6年生から通級をやめてはどうか」という打診があったので、5年生の3学期頃に先生から「クラス分の評価だけで判断してもらえる状態と思います」と言われました。
あまりこだわりがなかったので、学校にお任せしました。

クラスの成績だけで我が子の学力などを把握できる状態ならば、わざわざ支援担任の先生に特別支援学級から見た子どもの成績は必要ないのかもしれません。

何らかの事情でどうしても受け取りたくない、受け取れない場合は一度相談してみたらいいと思います。

懇談だけで済ませ、通知表自体は普通級のみでもOKにしてくれるかもしれません。
あまり聞いたことがないので絶対とは言えませんが、特別支援学級の先生方は、けっこうこちらの話を聞いてくださる方が多いのでなんでも頼り相談するのも良いことだと思います。

まとめ

わたし自身、長男は普通級にいる健常児なので「どんな通知表になるのかな??」と心配でした。
何を心配していたのかと思うくらい、よりわかりやすく、我が子を理解できる内容の通知表ですごく有難かったです。
知らない一面を知れたり「あー、やっぱり学校でもそうなのか」とため息しか出ない内容もあります。

学年があがるにつれ、「褒められること」が増えてきました。

子どもって、やはり褒め言葉いっぱいの通知表は自慢できるものなんで、モチベーションアップにもつながりました。
今はもう6年生で、普通級分の通知表のみになりましたが、定期的に連絡があり、気になる点やこんないいところがあった、とマメに連絡をくださいます。
もちろん、悪い方の連絡も来ます。

こうやって包み隠さず何でも言ってもらえる間柄の方が子どもは絶対伸びると思っています。
いつも言いますが、特別支援担任の先生とは、できるのならば仲良くしておいた方が得だと思います。

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