特別支援級

小学校の特別支援学級児になるということ~普通級との繋がりや支援担任・書類について~

こんにちは、つばきです。

そろそろ年賀状を、とか、早くクリスマスツリーを出さなければ、と思いながらの毎日。
2018年も、あと少しになりました。

学校も塾もどこも懇談懇談で、3人子どもがいると気持ちばかり忙しい気になっています。

今日は、特別支援学級に入所する事が決定しているお母さんに読んでもらいたいことを書こうと思います。

・特別支援学級予定のお母さんが渡される書類について

・特別支援学級に入所した我が子の普通級クラスでの状況

・支援級に在籍することのデメリット

・特別支援学級在籍扱いとは?

特別支援学級について、心配や疑問を持つ親御さんは沢山いると思います。
毎回のことですが、発達障害など障害の種類、度合い、地域によって対応も異なると思います。
日本のある地域ではこんな感じなんだ、と参考に読んでもらえたらと思います。

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特別支援学級に入るために親がすること~書類編~

入学前から特別支援学級への入所が決まっている場合、保育園や幼稚園から小学校へ申し送りのようなことがされています。
保護者には各自治体、小学校に提出が必要な書類事前に渡すところもあるし、就学前健康診断で面談ある学校もあるし、その日に書類を渡される学校もあります。

我が家の場合、途中からの入所だったので、入学から入所が決まっている人と動き方など違うことが多数あります。
でも、入所してから毎年あることや、入所して普通級の子どもたちとの関わり方や勉強面の心配をされている人が多いと思うのでそちらを詳しく書きます。

まず、まだ未就学児で「小学校に我が子のことをしっかり知っておいてもらわないと!」と考え、細やかに我が子の状況を書面に記している丁寧な親御さんが毎年いらっしゃいます。
わたしが住む地域の場合、それが必要ないという意味ではありませんが、小学校から2.3枚、1つは冊子のような「子どもの状態を把握するため」親が学校側に提出するプリントが渡されます。

これは、毎年更新されます。

例えば、1年生のときに気になったことが2年生になったとき、少しマシになり、それよりも気になる何かがでてくることもありますよね。
そういった場合、今年度はこうです、といった具合に毎年書き込んでいくような形式なんです。

手元にプリントがないのでわかりにくいかもしれませんが、こちらが用意しなくても、かなり詳細なアンケート用紙のようなものと、継続的に在籍している間、毎年渡される書類があることを知っておいてください。

子どもの発育状況の報告書とはどんなものか~毎年書くもの~

名前の通りですが、1年生から6年生まで書くんだろうな、という項目場所があります。
いま、うちの息子は6年生ですから、今年全部埋まった感じです。

2年生のときはこんなことで悩んでいたな、とか、改善されてきたけどこれがまた酷くなってるな、とか、一目で見てわかるようなつくりになっています。

5番目ぐらいまで、ランキング方式になっていて、「気になること、しっかり見て欲しい順」に書いていきます(結局直接話す機会あるんで順番でそんなに悩まなくても大丈夫です)

我が家の場合、2年生最初の1位は勉強面より人間関係。
人間関係の中でも、こういうところがあるから、こんな時はこうしてほしい、こういう連絡が欲しい、とかなり具体的に書く場所があります。
そして、そこを改善するために、こんな風にしていこうと思いますがどうでしょうか?という家庭訪問がうちの息子の学校ではあります。

わたしたち親が書いた心配事1つ1つに対して、この1年、どのような対応で少しでも良くしていくかを話し合うイメージですね。

この空欄に書ききれないよってぐらいある人は手紙を添えたりもしています。
基本的に必ず後日、支援担任の先生が「ここってこういう意味ですか?」と聞いてくれるし、ざっくりでも大丈夫とわかったのは2年目、4年生のときぐらいですね。
2.3年生の時はすごく細かい字で、これでもかってくらい書いていました(;´・ω・)

これは、支援級に通級している間毎年書くべきものです。

先生の所見欄があり、次の年度のことを書く時期(わたしのクラス地域は秋ごろです)にまた、家庭訪問かわたしが学校に行って話を聞きながら書くことが多いです。

所見には、この1年見てきて、春に決めた対策でどうなったかが書かれています。
良くなればそれでいいし、改善なければまた別のアプローチを考えていくと言った感じです。
三位一体の小学校なんで、発達障害者育児に熱心ではない地域と差はあるのかな?と思います。
わたしはかなり恵まれた地域にいると、毎年この所見を読む時期がくると思います。
親に負けないくらいしっかり書いてくださっていて、その時の様子が手に取るようにわかるんです。

生活面と学習面のものがあります。

各子どもにより、心配の度合いの大きさで重要視するものが違うと思います。
わたし達親はもちろん、毎日学校で見てくださっている先生もリアルな問題なんで、今学期はこちらの方が・・・というように話をしてくれます。

うちの三男は、4年生まではどちらもめちゃくちゃだったんで、かなり話し合いが必要で4時間5時間話し合いなんて当たり前でした。

特別支援学級に在籍する最大のデメリットとは?

支援担任の先生も人間ですから、そりゃ、いろんな人がいます。

こんな言い方をすると気分を害される方もいます。
リアルな現場・日常を、発達障害を持つ同じ立場のお母さんに伝えたいのであえて書かせてもらいます。

わたし自身教育現場に関わっていたことも大きいのですが、やはり、先生も一人の人間です。
神様ではありません。
偏見もあれば、熱意・やる気がない人もいます。

また、相性的なものもあって、良いと聞いていた先生がハズレなこともあります。

自分の子どもにとって、どの先生が良いかなんて、ついてもらわないと絶対わからないんです。
だから、前評判が良くても悪くても「自分ちの子どもに合うか合わないか」を見て、やはり一日の大半を任せる人ですから、良い関係を築く努力は必要と思います。

ただ、あからさまな怒り方や差別的な態度を取る人も存在します。

これは普通級の子どもから聞こえてきます。
親の前で愛想が良くても、「悪いことをして怒られるのは当たり前」ですが「存在自体を怒ったりバカにした態度を取る」先生もいます。
実際、うちの学校では大問題になり、退職されてます(当たり前だ)

発達、身体、知的障害ある子どもは自分の口でうまく親に言えません。

だから発見が遅れたりします。
うちの場合、わたしが頻繁に学校に出入りしました(相談という名目の参観?)
出来ることはお手伝いしましたし、邪魔にならないようにタイミングも考えてました。
「熱心な親」の子どもにはそんな人間はあまりちょっかいかけません(面倒だから)
できるだけ学校行事には参加し、「いつも見てるから」アピールをしましょう。
ふざけた真似をしたら承知しない、ぐらいのオーラも出せたら尚良しです。
働いているお母さんは、そんなことできませんから、周りの子どもと仲良くなるとか、子どもの様子で判断しないといけないので難しいかもしれませんが、変な人はとにかくすぐにわかります。

こういう変な先生はだいたい嫌われているので、すぐに噂で回ってくるんです。
わたしも三男の支援担任ではない人でしたが、長男(当時高学年)と次男(三男と同級生)から、

「○○先生は★くんに指導してないよな、機嫌悪いからキレてるだけ。いつも可哀想やで」

と、聞きました。
めちゃくちゃムカつきました。
だからすぐに町の教育委員会に電話しました。

色々な経験をしてきましたが、子どもが何も考えず悪気泣く言う言葉にも傷つきましたが、先生からのこんな「本人が言えないような地味な嫌がらせ」「精神的苦痛を与えられていることに気付けない自分」に一番腹が立ちます。そして辛い。
学校生活を送る中で一番感謝するべき人も先生、デメリットの要素が強いのも先生という何とも悲しい現実があります。

人も先生も本当に一括りにできませんよね。

普通級のクラスメイトとの間の溝はどれぐらいあるのか

障害の度合いによってここは違ってきます。

うちの場合、アスペルガー症状が強くADHD(空気が読めない、人が傷つくことを平気で言う)ところが目立った子どもでしたが、「大人しいか、やんちゃか」で言うなら「大人しい」部類でした。
2年生から特別支援学級入所したこともあり、「支援である」ことを知らない子もいたんです。
だから、トラブルの多い子でしたが、休み時間はクラスの友だちと絵を描いたり遊具で遊ぶことが多かったです。

これが、意思疎通が難しいとか他害傾向の強い子になると、クラスメイトとの距離は遠いと感じます。

実際、「軽度」と言われる息子ですが、4年生のときはみんな「ちょっと近寄りたくない」と言いました。

そして、それは仕方ないとも思いました。
だからこそ必死で先生も手を尽くしてくださったんですが、一度子どもが持った人を見る目はそう簡単には変わりません。
この時期、三男は「ぽつん」としていたのは事実です。

学習面はクラスで授業を受けるかどうか選べる

学校によるのかもしれませんが、うちの学校は障害の度合い関係なく、特別支援学級で学習するか、クラスで学習するか、選べました。
特に低学年はクラスを選択する親が多かったです。
わたしもクラスを選択していました。

つまみ出しと言って、特別支援学級で、クラスについていけない部分の勉強フォローをしてもらう形もあります。
ここに3.4年生から移行する親が多いです。
成績に差が出てきて「勉強がわからない」と言い出す年なんだと思います。
わたしも3年からは、特別支援学級で国語と算数はフォローしてもらっていました。

6年生になって~特別支援級に在籍だけするとは?~

いま、6年生の息子は「特別支援学級」の子どもですが「特別支援学級活動」は全くしていません。

例えば週に一度、道徳の時間に1年から6年まで特別支援学級の子どもだけが集まり、運動したり誕生日会をしたりするんですが、6年からは「在籍扱い」という立ち位置にいるので参加していません。

5年生の秋ごろに生活面も勉強面も落ち着き、問題がなくなってくると「要支援児」ではないのでは?という連絡が来ました。
つまり次年度より「特別支援学級」への通所をやめ、普通級のみでやっていきましょうという話です。

ここまで成長したこと、本当に嬉しいです。

一重に2年から4年までの支援担任の先生、引き続いてくれた5年の支援担任の先生の、そして本人の努力の賜物ですから。
しかし、まだ「突発的な苛立ち」「瞬発的行動」に不安があったんで「在籍」だけお願いしました。
その名の通り、籍は特別支援学級にありますが、そこに行ったり支援を受けることなく学校生活を過ごすんです。
それが可能か見てもらってる期間でもあります。

わたしの住む地域はいつも書いていますが、障害に理解のある熱心な地域です。

でも、中学からの支援級はあまり意味がない、とよく聞く地域でもあります。
そこは、おなじ障害あるママなどの情報からも明白で、それならば「中学からは普通級に」という選択をしました。

もちろん、それまでに、何か問題行動があれば、支援級も考えるつもりです。

現状、今のところ、クラスだけで問題なく、学習面もついていける状態であることから、そうなる予定です。

まとめ

特別支援学級って何をするところなんだろう、とか、そこに入るとクラスメイト扱いされなくなるのかなって不安は最初わたしにもありました。
知識はあっても机上の空論と現実は違いますし、子どもの障害によって各家庭の特別支援学級への想いも、利用の仕方利用時間も全然違うんです。

だから「支援級ってこうだよ」とはっきりした事は言えません。

でも、なんとなくわかってもらえたと思います。
普通級の子どもといくらでも接点はありますし、超問題児時代だった4年生のときも、放課後我が家に普通級の友だちが来ることもありました。
勉強もできる科目は無理に特別支援学級でやらないし、クラスで授業を受けます。

わたしは、特別支援学級のおかげで、今の息子の姿があると思うので本当に入所させて良かったと思います。
でも、やっぱり抵抗ある人もいますよね。
子どもがこの先生きていくために、どんな場所で何をするべきかをしっかり考えるしかないと思っています。
その方法の1つが特別支援学級なら、それは受け入れた方がいいと、大反対していた夫ですらいまの三男の姿を見て言っています。

たまたま、普通級に行けるレベルの障害だったから、と言われたことも数えきれないくらいありますが、軽度には軽度の苦労もあります。
張り合い比べ会ってもこんなもの仕方ないでしょう。

子どもにプラスになるのはどっち?

常にそんな風に考える人間でありたいといつも思っています。
難しいですけどね・・・

 

中学から取り入れる予定の「すらら」通信講座です。
アニメ教材で全国で塾650・学校でも110校が取り入れている安心感と、無料視聴をした息子の様子で決めました☺
一緒に頑張ってみませんか?(´ー`)