こんにちは、つばきです。
先日、公立中学校の見学会がありました。
校内や部活動の様子が見れる土曜日。
次男は今も頑張っているバスケットボール部、三男は考え中のようです。
小学校生活もあと僅かになってきました。
三男は中学校から普通級だけの生徒になる予定です。
まだまだ書ききれないぐらい沢山の事件を経験して、学校からの「普通級で大丈夫では?」の言葉を聞いたときの何とも言えない気持ち。
嬉しさと「本当に大丈夫?」という不安。
でも、決まったことです。
今日は同じように、中学校へ行く機会に特別支援学級を離れよう、離れるよう言われた人たちに、それを目標にしている人に向けたお話を書こうと思います。
・普通級のみになる我が子のために取り組んでいること
・ほかの小学校と合同になる人間関係の心配
・学習面のフォローをどうするのか
十人十色といつも言っていますが、我が家のパターンに当てはまる子どもは世界中どこにもいないと思います。
似ている、近い、同じようなところがある。
そんな人の励みや安心、ときには共感してほしくて書いています。
腹立たしさを感じる方がいたら本当にごめんなさい。
1人でも、障害ある我が子の育児に疲れてしまっている方の気休め、心休めになれば、と思いながらどの記事も書いています。
Contents
我が家の目標は「中学生から普通級」だった
小学校2年生から特別支援学級に在籍。
療育手帳を持たず、大学教授のカウンセリングを受けると言う選択をし、協力的な小学校の先生方と歩んできてもうすぐ6年。
これが正解なのかわからない出来事・事件の連続でした。
宿題を捨てて地元民に猛烈に怒られた事件についてはこちらです。
独り言が友だちを傷つけた事件はこちら。
嘘をついて児童相談所や警察官が来た事件はこちらです。
決して、順風満帆な日々ではありませんでしたし、今も週に一度は学校から電話があります。
わたしも夫も目標があると頑張れるタイプです。
だから、中学校入学時に「特別支援学級はもういらないよ」と言ってもらえるような育児をしようと話をしていました。
予想より早く、6年生になる前にお話をしてもらえました。
拭えない不安から、「在籍のみ」という形の「ちょっと注意してみてもらう子ども」扱いになっています。
でも、来年にはいよいよ数年ぶりの「普通級」生徒として、自分で何もかもする毎日になります。
特別支援が外れると決まってからわたしがしていること
今現在、ほとんど普通級の生徒と変わらない生活をしています。
この地域の中学校は3つの小学校が合併します。
人数も増え、その分初対面、いろんな人とまた1から人間関係を築くことになります。
小学校にいる間は「元支援在籍」と、まだ緩く見てくれる子どもも多数います。
中学になるとそうではない子どもの方が多く、もしかしたら「元支援児」ということが何らかのトラブルになる可能性もあると思っています。
中学で特別支援を離れた近所の先輩家庭から話を聞き、「利用される我が子」「特別支援学級にいた子どもは所詮普通級児にはなれないのか」「普通高校を望むことは罪なのか」について真剣に話を何度もしました。
人間関係でご苦労されていることが痛いくらいにわかりました。
わたしは環境に恵まれています。
こういった先輩方は自分たちの経験を余すところなく話してくれ、どういった導きをしておいた方がいいかを教えてくれます。
もちろん、特色もカラーも違う障害ですから参考にしてね、程度ですが、今の中学生についてや状態なども含め、覚悟しておくべきこと、手を打つべきことを教えてもらいました。
・「自分は空気が読みにくい」ことを忘れない
・自分が嫌なことはしっかり意思表示し、すぐに先生に言うこと
・わからない時は友だちに聞いてみること
・勉強のわからないは隠さないこと
少し荒れ気味の地元公立中学には悪い誘惑もたくさんあります。
自己主張し過ぎてもダメ。
しなかったらズルズルと悪い道に入り込んでしまう。
息子には一番難しい「加減」というものを覚えさせなければいけません。
具体的な方法はありません。
テレビなど一緒に見てるとき「これってどう思う?」「これ、あなたならどうする?」と兄弟全員に聞くようにしています。
ドラマの1シーンとか、お笑いでも自分がこんな風にオチに使われたら、とか。
できるだけナチュラルに笑いながらしっかり聞いています。
日常の出来事って日常にあることだから、テレビのネタだって翌日学校で話題になるかもしれないし、似たような立場になったら、って考えてもらうことが今は一番かなって思ってます。
「こんな事」がとても難しい息子の発達障害の特性
長男も協力してくれ、長男の地元の友だち(長男は私立中学なので)がこの子たちが入学時に中3生になるんで、最近は遊びに来てもらい中学の話や先輩との付き合い方、こんな人がいる、こんなことがある、という話をしてもらってます。
これは次男や、その友だち(次に一緒に中学に入学する仲間たち)にも好評で、先輩を含めたみんなで交流(本人たち的には遊び)する中で学べることがあります。
そのうちの1つが「先輩とよぶこと」です。
田舎の小学校だからかもしれませんが、1年から6年までみんながみんな、名前で呼び合うんです。
ニックネームでも呼び捨てでも、それが当たり前だから先輩後輩こだわりなく、違和感もありません。
でも、中学になると他の小学校の生徒もいて、部活なんかもあるから、「先輩」って呼ぶことが普通になります。
ここは三男に限らず、全員違和感ある感じです、幼馴染みたいに育ってきてるんで。
違和感があっても、その場の雰囲気で「先輩」と言えるのが次男たち。
その場の雰囲気ではわからない三男。
空気を読むのも、ここはすごく難しいみたいで、本人が自分から今から練習しないと無理と言いました。
そんな空気は感じないって。
いい事だと思うし成長したって思います。
自分で「これは出来るけどこれは無理」なんて言うって数年前は考えられなかったんです。
新しい人間関係の心配~親が出来ることはほぼ「ない」~
先輩後輩の在り方とか、日常でのあるあるを想定できても、わたしも想像できないことが毎日起こると思っています。
そこはもう「臨機応変」にするしかないんですよね。
一番苦手な「臨機応変」に「空気を読む」こと。
その時々、自分で頭を打って経験しないと仕方ないって思います。
これは長男・次男も一緒で、第一子で遠くの私立中に行ってしまった長男のときもすごく心配でした。
でも、ほんと、思春期の子どもに親が出来ることなんてほとんどないです。
何か起こった時に、適切な対応取れるかどうか。
大人だって難しいときあるし、そこは経験値自分で上げていくしかないんだろうなって思います。
学習障害対策~特別支援学級の宿題を卒業~
この2学期で、三男の特別支援学級の本人専用問題集は終わりました。
オリジナル問題集の記事はこちらです。
長らく続いたこの問題集と作文の宿題を先週卒業したんです。
卒業条件は普通級の漢字テストで100点満点をとること。
書字障害とわかってから、一番力を入れてきた漢字テストで100点を取ろうってことです。
結果はこちら(´ー`)
見事にクリアしました。
この子は「知恵も知能もない」と小児精神科医から断言されました。
どんなに練習してもバランスよく均一の濃さで文字を書くことがに何よりも難しい子どもでした。
でも、練習して練習して頑張ったらちゃんとした字、書いてますよね。
診断だけでがっかりしている人、もし居たら、絶対ではないけど、もしかしたらこんな風に変わることもあります。
すっごく大変でしたが( ;∀;)
まとめ
自分の子どもができるから、全ての子どもに頑張れと言うわけではありません。
こんなこともあるんだなって思ってもらえたらいいな、と思いました。
特別支援の宿題がなくなったら、また思いっきり勉強ができなくなる可能性もあります。
中学の定期テストと言う形についていけない可能性もあります。
明日どうなるのか、よくわからないのですが、まずこの成長を今は喜びたいと思います。