小学生

学習障害の子どもの学習法・家庭でできる効果的なやり方とは?~視写と作文/自作問題集の作り方~

こんにちは、つばきです。

みなさん、学習障害の我が子にどんな風に勉強や宿題をさせたらいいのか悩んだりしてませんか?
学習障害がなくても、やんちゃな子はなかなか宿題をしないですよね(次男がそのタイプです)
書字障害があるとわかってからは、特に漢字に力を入れた宿題を出してくれた特別支援の担任の先生。
書字障害についての記事にも書きましたが、わたしが持ち込んだ本やテキストを参考にして、ある時期からクラスの宿題+支援の宿題の2本立てになりました。

今の息子を作ってくれたともいえる、市販にはない、息子の苦手がつまったオリジナル問題集を今日は紹介します。

・学習障害の子どもへの学習の働きかけが難しいと感じてる人

・手作り問題集の効果はあるのか?

・学習障害の子どもにやってみて良かった勉強方法を知りたい人

こんなことを今も悩んでいるお母さんにお届けしたいと思います。

学習障害にもいろいろあります。
うちの息子に当てはまったからと言って全員に効果があると言うことはありません。
実際、わたしも支援担任の先生も効果があればラッキーぐらいの気持ちで始め、手探りでしたし、今もそうです。

こんなこと、やり方もあるんだという参考になれば、と思います。

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学習障害の息子用の特別支援学級からの宿題

小学2年生から特別支援学級入りした息子。
最初、学習障害は軽いと言われていたので、フォロー程度と思っていました。
アスペルガーの数値が尋常ではなかったんで、対人関係や整理整頓などのための先生、が当初の目的でした。

でも、やっぱり診断よりいろんなことが起こるなあ、と実感することになります。

支援担任の先生の担当は息子と2歳年上の女の子。
この2人ともにクラスの宿題+支援の宿題として出されたものがありました。

・視写

・音読

・作文

・ひらがな/カタカナ練習

2年生って九九カード暗記があるので、それはクラス分で頑張るということでした。

普通級の子どもにも視写と音読は効果があると言って、先生は毎日、今習っている単元の音読と1ページ分の視写を宿題にされました。
ドリルなんて買わなくても、まず視写が良いのよ!!と色々な文献とともに説明をしてくださいました。
一字一句、間違いなしに隅々チェックするだけでも大変な作業をここから2年以上続けてくださいました。

作文は、とにかく改行と句読点の概念が頭に入らない子だったんで、何回注意してもお経のようにつらつらと書いてしまうのでした。
注意されなくても、改行や句読点をつけられるようになったのは5年生半ばからです。
句読点と改行さえ覚えれば、作文の中身自体は兄弟で一番上手になっています。
やっぱり積み重ねってすごいです。

新出漢字を覚えると、ひらがなとカタカナが曖昧になることにいち早く気付いた先生は、クラスの漢字練習と平行して、ひらがな・カタカナノートを作ってくれました。
学年が上がると、漢字練習帳に変化し、今も取り組んでいます。

うちの息子の場合ですが、特に視写と作文は高学年になった今、すごくやっておいて良かったと思います。
良かったら参考にしてみてください。
もちろん面倒くさいですが、合う子だと飛躍的に国語が伸びます。

だから息子の宿題の量はすごく多い

クラスの宿題は全部こなしました。
とにかく忘れやすいのは先生もわたしも心配するところでしたから、やるしかなかったんです。
かわいそうな日もありましたが「継続が大事!」と、少しでもやらないと、この子は忘れるんだと、先生も問題ノートを根気よく作ってくれました。

その量、1年で30冊以上。

宿題をこなす子どもが大変なのはわかります。
でも、それ以上に一人一人に必要な問題を選りすぐって、しっかり見てくれた先生がいたからこそ今の息子がいます。
どんな習い事も指示が通りにくいと言う理由で、仕方ないですが在籍させてもらえませんでした。
わたしは当時受験生の勉強を見る立場でもあったので、クラス担任に比べたらヒマ!!と笑いながら自分が担任する2人分のオリジナル問題を作成してくれる先生なんて存在するんだと感激しました。

手作りオリジナル問題集の学習障害に対する効果

この先生の宿題は、親が見ても多いです。
2学年上の女の子はもっと大変だったと思います。
でも、2人とも学習障害でも100点が取れる子になりました。

反復、反復、反復。

発達障害の子どもは自己否定が強い子が多いです。
だからこそ何か一つでも自信を持てることが必要だ!と先生は必死でした。
親でもできないことを教員最後の大仕事と笑ってやってくださいました。

クラスで数名しかいない100点の子どもになれる。
悪くても80点台。

これは、学習障害を持つ親の希望になり、今、その先生は退職されましたが、このやり方を小学校は引き継いでいます(先生により実施してない人もいますが)

先生方も大変ですが、自分が作ったノートが増えるにつれ、成績が上がり喜ぶ子どもの姿を見ると嬉しいと言って、何十冊とたまっていく自作ノートを誇りに思うし、それをこなしてくれる子どもはすごいと言ってくださいます。

誰でも作れる!!オリジナル問題集大公開!

小学校の教科書や漢字ドリルさえあれば誰でも作ることができます。

手間ヒマかかりますから、働いている人は無理かもしれません。
もし、色々な市販問題集や「学習障害にいい!」と聞いてやっている習い事に効果が感じられないなら一度自作してみてください。
子どもの苦手だけだとやる気をなくすので、半々ぐらいにしてると聞きました(得意でできることを入れる)

こちらです【無断転載禁止です】

コチラは5年生の時のものです。

この時点では、このオリジナル問題を作った先生は退職され、引継ぎの先生の制作したものです。

1ページは必ず漢字(書字障害の悪化を防ぐため)
1ページは計算や図形問題理科か社会の問題。
これプラス作文ノートがあります。

作文ノートはこの2学期で終了予定です。

実は6年生でもう支援学級卒業の話を5年途中にいただけました。

対人関係に少し不安があったので、6年は在籍扱いで学校での支援はほぼなし。
宿題のみになってました。
徐々に宿題をなくしていき、中学は普通級で通う予定にまでなっています。

学習障害よりもアスペルガーがひどかった息子が対人関係も良好に築けるようになった策についてもまた書こうと思います。

 

まとめ

二人と同じ症状の子どもがいないとされる発達障害。
でも、もしかしたら、何かは同じで当てはまるかもしれません。

そう思って苦しんでいた昔の自分を思い出しながら書いています。

上のノートを見ると、書字障害に悩んだ面影がこれでも全く感じないんですよ。
息子は本当に頑張ったと思います。

頑張り続けてやっと人並みという高いハードルを背負って生きていくことになります。
だから、頑張ることが当たり前にしないといけないことが可哀想と思うこともあります。
でも、ほかの兄弟も形違いで色んなことを頑張っています。

この子だけじゃない。
今の子どもって色んなことしています、頑張っています。
個人個人の特性だと考えて、やるべき時は黙って見てるしかありません。

もし、悩んでる方がいれば、参考になればと思います。
我が家はパソコンが大好きなんで、すららというタブレット学習が塾代わりになりつつあります。

支援学級のこのノート卒業後はまた未知です。

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タブレットの対話型のアニメーション学習にシフトしつつあるいま、けっこう楽しんでいるので効果があったらいいな、と期待しています。
これも合う合わないがありますから、無料視聴で試してから考えてみてください。
スマホゲームやタブレットでYouTube見るのが好きな子はハマりやすい気がします。
息子は今のところ、楽しんで学んでいます☺